鎌形赤血球 説明
鎌形赤血球のことをこの映画で知ってくださり、
よく考えたら障害のある人たちが全体の4分の1なのかな?とか思い始めて、疑問に思い、調べてくださった方がおられます。 本当にうれしいことです。
とてもわかりやすいので、引用させていただきました。
私は「1/4の奇跡」のこに1/4、、、、、を障害のある方に限定していません。
どの1/4の人も大事で大切、、、。
どの1/4の人もいなければこの地球はなりたたないんだなぁ、、、
やっぱりみんな違ってくれているからこそみんなつながっていきていってるんだなぁ、、、
そんな風に持っています。そんな風に感じながら読んでいただけたらと思います。
「NHKスペシャル 驚異の小宇宙・人体Ⅲ遺伝子DNA 6-パンドラの箱は開かれた 未来人の設計図」(長いタイトル)という本を見つけました。電子顕微鏡で写した鎌形赤血球の写真も載っていました。
まず、黒人の方に多く見られる「鎌形赤血球貧血症」っていう病気があります。これが、通常丸く出来るはずの赤血球が三日月みたいな鎌の形になっちゃうもんだから、毛細血管の中でつまる。呼吸困難・腎臓や肝臓の障害を起こして、乳幼児の多くが死亡してきた病気です。(今は医療行為を受ける機会が多いから死亡率は下がってます)
この病気の遺伝の形式は、この病気の原因となる遺伝子を両親から1対2個そろって受け継いだ場合のみ発症し、1個の遺伝子を受け継いだ保因者では発症しないというもの。
つまり、発症してないけど保因者同士が結婚すると・・・
親
子
という遺伝子を持った子供が生まれるのです。
で、マラリアは、人の赤血球の中で増殖して全身に運ばれる病気なのだそうです。
ところが、鎌形の人はマラリアは増殖できなくて、鎌形赤血球の遺伝子を1つでも持ってる人がマラリアに感染しても生き残れるのです。
の子は健康な赤血球だけどマラリアで亡くなってしまい、
の子たちは「鎌形赤血球貧血症」も発症せず、マラリアに抵抗できる。
残りの4分の1の の子たちは、マラリアでは死なないけど「鎌形赤血球貧血症」という病気を発症してしまうのです。これが、4分の1の話
に生まれてくる人たちがいたから、健康で生きていられるのです。
の子もそう生まれていたかも知れない。
こういう感じの考え方で社会全体を見て
「自分の代わりに病気や障害を受け取ってくれた人たちに、一生懸命尽くさなくてはならないと思います」
って、作家の柳澤桂子さんは言っておられました。
素敵な映画を作ってくださって、ありがとうございます。
これからも、応援しています。」